『哭きの竜』 能條純一 その1 



哭きの竜   能條純一 その1 
全?巻 コンビニ本


能條純一 初登場です
本当はコンビニ本は載せたくなかったが、仕方がないとお許し願おう


麻雀好きには、避けて通れない作品
とにかく、この主人公「竜」
麻雀の代打ち屋で、勿論ものすごく麻雀が強い
だからヤクザの代打ちなんかをやっている
どう強いかと言うと・・・


タイトル通り、とにかく、鳴く
麻雀のルールを一から説明している時間は無いので
知らない人は無視して解説します


とにかく、鳴く
いや、必ず、鳴く
『ひとつさらせば自分をさらす』
『ふたつさらせばすべてが見える』
『みっつさらせば地獄が見える』
のコピー通り、2副露、3副露は当たり前
時に4副露で裸単機
ポン、チー、どころか、カンも当たり前
地獄待ちも当たリ前
読者でさえ、一体役は何だろうと思うような鳴き方
タコ鳴きとも言えるような鳴き方で、アッとおどろかせるような上がりをする
麻雀は、面前で役を作ったほうが点数が高いし、
あまり鳴かないで、出来るだけリーチに持っていった方がよい
そういう風潮の中で、能條純一は逆行とも言える常識破りの麻雀で、漫画を展開する
とにかく、恐ろしい麻雀を打つ


また、ポーズがかっこいい
手の甲で顔を隠し、必ずタバコ
鳴きのポーズ、ツモのポーズ
口数少なく、鋭い眼光
非常に独特
友人と麻雀をうつたび、必ず誰かは『竜』の真似をしていたものだ


とにかく、面白い
麻雀をやっている人ならば、竜の上がりがどれだけ奇蹟とも思える上がりかわかる
また、自分もそのような奇蹟を起こしたい
鳴くことは、必ずしも悪いことじゃない
そういう夢を与えてくれる


麻雀をやらない人には何とも言えないが
麻雀をやる人なら、絶対に外せない作品
ぜひ読んでください