『美人劇場』-THE BEAUTY THEATER- 弘兼憲史 その6


『美人劇場』  -THE BEAUTY THEATER- 弘兼憲史 その6
 全1巻 初版1983年11月 プレイコミック シリーズ


美人が主人公、というわけではない
美人は出てくるが、美人と関係ある男が主人公の、短編集だ


言ってしまえば、弘兼憲史お得意の、ヒューマンドラマ
当時並行して書いていた『人間交差点』や、年齢をもう少し上げれば『黄昏流星群』に載っていてもおかしくない感じの話
女性、特に美人に焦点を絞った作品である


面白い!
めじろ台のナツコ・・・とか
スワッピングとか
ジンライム【人来夢】とか
悲しいけど、ホッとするような


男の浮気がたくさん出てくるから、ネームを参考までに
「バレなきゃ罪がないってのが浮気の定義だ」
「日常化することにより、当たり前のことになり、浮気を悟られることもない」
「男の浮気と女の浮気じゃ質が違う」
う〜ん、実に男の独りよがりな論理ですねぇ
共感する男性も多いことでしょう


この写真の本は、もうなかなかお目にかかれないようだ
でも、最近弘兼憲史短編集というので復刻されているようだから、是非読んで下さい
今読んでも、古さは感じられない、素晴らしい作品です