『TACHYON FINK』-タキオン フィンク- 樹崎聖 その4


『TACHYON FINK』-タキオン フィンク-   樹崎聖 その4
 全1巻 初版1994年6月  ジャンプコミックス 集英社


2009年12月4日に紹介した
樹崎聖の『The Artificial Angel-時計仕掛けの天使-』と同じく
SF作品である


主人公は『タキオ・フィンク』
簡単に言うと、一度死んだタキオは
考える血液素子(ブラッドチップ)により再生し
ナノテクによってほぼ不死身であり不老不死であり
スーパーサイヤ人のごとく無敵になる


一つだけ、劇的な肉体的変化を伴うという点を除けば
人類が欲してやまない不死身で強いという野望をかなえた
唯一の人間(人間と言えるかどうか)
でも、最後は死ぬ


面白い!


科学的な裏づけ・検証もされていてウソっぽくなく
かなりハード・SF的な作品だ
話の中には、アシモフとかハインラインとか
私の好きなSF作家も使われている(名前だけ)
さらに、これも私の大好きな星野之宣的なエッセンスが入っている


なかがきに、樹崎聖もSF大好きと書いてある
ならば、もっと描いて欲しいものだ
こんなに面白いのだから