『マエストロ』 さそうあきら その2


『マエストロ』   さそうあきら その2
 全3巻 初版2004年8月 アクションコミックス 双葉社


前回の『神童』に続いて、音楽モノ
前回はピアノだったが、今回はオーケストラ


エストロとは、指揮者のことらしい
指揮者の【天道徹三郎】が一応主人公
でも、出番はコンマス(コンサート・マスター)の
【香坂】の方が多い


結構面白い
香坂の所属する、中央交響楽団が資金難のために解散し
やがて天道の元に再結成し、素晴らしい音楽を奏でる
といったような話


展開でいいと思ったのは
各楽器のパート担当を掘り下げている点
バイオリン・フルート・クラリネットオーボエ・ホルン・
トランペット・ティンパニ・ピッコロ・・・
それぞれの楽器の、人となり、人生、生活、音楽にかける情熱など
結構深く描かれており、オーケストラというものが
素人にもわかるように充分に説明されている


ほのぼのする
また、最後には結構驚く展開がある


音楽好きの人は、特にオーケストラやブラスバンドなどを
やっていた人にとっては、かなり面白いと思う
そうでない人にも、面白く読める作品だと思う