『真友仁義』-車田正美初期短編集- 車田正美 その4


『真友仁義』-車田正美初期短編集-   車田正美 その4
全1巻  初版1983年4月 ジャンプコミックス 集英社


タイトルは、『マブダチ仁義』と読む
その名の通り、真の友達に仁義を通す
男クサイ話


大きく3作掲載されていて、

  1. 真友仁義
  2. 白帯大将
  3. スケ番あらし


最初の2作は、車田正美の根本を象徴するような話
相変わらずケンカが主で、いい加減で不真面目な主人公
しかし、その実は恋人を捨てても親友との仁義を貫いたり
負けん気と根性で相手を見返したり
今となっては少し古さを感じるが、でもスカッとする展開


最後の『スケ番あらし』は、デビュー作
文字通り荒くれスケ番『荒神山 麗』と、
番長の『大河内 徳』の、ケンカするほど仲がいい?話
この人気で、連載を持つことになったようだ


リンかけや、聖闘志聖矢など、数々の偉業をなした車田正美
そのデビュー時からの、初期の作品達が収められたこの一冊
ファンならずとも、必読です!