『天孫降臨』稗田礼二郎のフィールド・ノートより −妖怪ハンター− 諸星大二郎 その13

天孫降臨稗田礼二郎のフィールド・ノートより −妖怪ハンター   諸星大二郎 その13
 全1巻 シリーズ4巻? 初版1993年2月 ヤングジャンプ・コミックス 集英社


前出の、妖怪ハンターがシリーズになった!


主人公の大学教授、【稗田礼二郎】(ひえだ・れいじろう)が、妖怪・物の怪・その他魑魅魍魎が引き起こす奇怪な謎を解き明かしていく、伝奇シリーズ


面白い!
これぞ諸星大二郎


背筋が凍るような、ゾ〜っとするような物語
たたりや、風水や、伝承や、果てはお祭りから童謡、神社、ほこらまで、知恵を駆使して話が展開してゆく


ちょっと恐い


稗田礼二郎のが活躍する、短編(?)が7話ほど収録されている

  1. 闇の客人(まろうど と読む)
  2. 花咲爺論序説と「幻の木」事件-概要-
  3. 川上より来たりて
  4. 天孫降臨 第一章−大樹伝説−
  5. 天孫降臨 第二章−樹海にて−
  6. 天孫降臨 第一章−若彦復活−
  7. 天神さま


しかし、諸星大二郎は、相変わらずページ構成が上手い
ページをめくると、


『うわっ!?』


とビビッてしまう画がそこに・・・
何度驚かされただろう


少なくとも、『マッドメン』で1回は超ビビッた
『コンプレックス・シティ』でも、1回ビビらされた
そしてこの『天孫降臨』でも・・・


これだけは、読まなきゃわからない
読めば、あなたも絶対ビビる
たかがマンガ位で・・・などと笑っているあなた


読んで、ビビッてください